食べはじめると止まらなくなってしまうナッツ。
美味しいですが、それだけではなく、ナッツはダイエットの味方でもあります。
しかし、カロリーや脂質が高いので「ダイエット中に食べても大丈夫なの?」と、思う方もいますよね。
ここでは、間食やおやつ代わりにもなるナッツのダイエット効果と、選び方や注意点をご紹介しています。
ナッツのダイエット効果
- 良質な脂肪分がダイエットに効果的
- クルミはナッツ類で一番オメガ3脂肪酸が多い
- アーモンドはビタミンEが豊富で抗酸化作用がある
- 食物繊維が豊富で噛む回数が多く満足感がある
- ミックスナッツはアーモンドとクルミを7割にする
良質な脂肪分がダイエットに効果的
ナッツはカロリーや脂質が高いと言われていますが、普通の油などと違い、良質な脂肪分です。
ナッツの脂肪分は不飽和脂肪酸という種類に分けられ、いわゆる「良い脂質」です。
- オメガ3脂肪酸
- オメガ6脂肪酸
この2つの脂肪は私たちの体でつくられないため、食品からとる必要があります。
これらは必須脂肪酸といわれ、適量をとることで健康だけではなく、ダイエット効果があります。
とくにナッツ類には「オメガ3脂肪酸」が含まれ、脂質をとることで腹持ちが上がるため、適量であればダイエット食としても優秀です。
クルミはナッツ類で一番オメガ3脂肪酸が多い
ダイエットに効果的な最強ナッツは「クルミ」です。
ナッツのオメガ3脂肪酸の含有量は以下です。
ひとつかみのくるみ(約28g)で、一日の摂取量に 十分なオメガ3脂肪酸(2.5g)を摂ることができます。
*くるみに含まれるオメガ3脂肪酸は植物由来のα-リノレン酸(ALA)で、青魚の脂肪分に多く含まれる海洋由来のDHA、EPAと同じ仲間の脂肪酸です。
クルミにはオメガ3脂肪酸がスバ抜けて豊富に含まれています。次いでピーカンナッツですが、販売店が少ないのが現状です。
オメガ3脂肪酸は青魚と同じ良質な脂質なので、魚嫌いの方はクルミを食べることをおすすめします。
アーモンドはビタミンEが豊富で抗酸化作用がある
アーモンドは、ビタミンEが豊富なナッツ類のなかでも、一番多く含まれます。
ビタミンEは抗酸化作用があり、活性酸素によるはたらきを抑えます。
人間の身体は本来、酵素によって活性酸素を抑える働きが備わっていますが、年齢を重ねるとともに体内で作られる酵素の量は減少していきます。抗酸化ビタミンは、酵素によって処理しきれない活性酸素の働きを抑える抗酸化物質のひとつとして注目されています。
ビタミンEをとることで老化防止になるため、キレイ痩せするためにも積極的にとりたい栄養素です。
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食物繊維が豊富で噛む回数が多く満足感がある
ナッツは硬く、噛む回数が自然に増えるため、満足感がえられます。
よくかむと脳の視床下部にある満腹中枢が刺激され、少量でも腹持ちがよくなるのでおすすめです。
また、食物繊維も含まれるため、胃の中にとどまる時間が長く、腹持ち効果が上がります。
ミックスナッツはアーモンドとクルミを7割にする
ミックスナッツは、アーモンドとクルミの割合を7割にし、その他のナッツを3割にしましょう。
コンビニで買えるナッツの注意点
- 無塩で素焼きのナッツを選ぶこと
- アーモンドとクルミを選ぶこと
ミックスナッツはコンビニでも手軽に買えて便利ですよね。
ただ、おつまみに特化したナッツが多いので、少し注意が必要です。
無塩で素焼きのナッツを選ぶこと
コンビニのおつまみナッツは食塩や油が多く使われているため、できれば無塩で素焼きのナッツを選びたいところです。
食塩が使われていますね。
美味しいのですが、毎日とるのなら食塩がないミックスナッツを選びましょう。
クルミとアーモンドを選ぶこと
ダイエットに効果的なのはアーモンドとクルミです。これらのナッツを選びましょう。
ただし、アーモンドやクルミだけだと、コンビニに置いてなかったり、高かったりと、買いにくいこともあります。
そんなときはミックスナッツを選び、アーモンドとクルミが含まれた商品を選びましょう。
まとめ
- クルミはナッツ類で一番オメガ3脂肪酸が多い
- アーモンドはビタミンEが豊富で抗酸化作用がある
- 無塩で素焼きのナッツを選ぶこと
ナッツを毎日とらなくとも、ダイエット中の間食として準備しておくといいですね。
良質な脂質をとりながらダイエットをしたい方に、ぜひおすすめします。